【家庭学習】うまく進めるための2つのポイント
学校や学習塾での勉強を最大限にいかすためには『家庭学習』を効果的に進めることが重要です。今回は特に家庭学習の習慣化に差が出やすい中学生の状況をもとに、家庭学習をうまく進めるためのポイントを2つお伝えします!!
中学生の家庭学習の実態
まずは、中学生の日ごろの学習実態について知りましょう。
▶ 家庭学習の日数
ほとんど勉強しない | 13.0% |
週に1日くらいしかしない | 8.2% |
週に半分以下くらいしかしない | 16.3% |
週に半部以上はする | 21.9% |
ほとんど毎日する | 39.5% |
無回答・不明 | 1.1% |
※「第5回学習基本調査」より
6割以上の中学生が週の半分以上は家庭学習を実施しており、半数近くはほぼ毎日実施しています。
2000年代初めに学力低下が問題視された、いわゆる『ゆとり教育』と呼ばれる子どもたちと比べると、家庭学習を実施する日数は年々増加傾向にあります。家庭学習の平均日数は、2001年が週2.9日でしたが、2015年には週4.1日まで上がっています。
上記の調査結果にもあるようにほぼ毎日実施する子どもも半数近くになっています。一方で、「ほとんどしない」「週に1日くらい」という子どももも約2割います。つまり、家庭学習を実施する子どもとしない子どもの差が拡大する傾向にあるということです。
以前と比べて、多くの子どもがしっかりと家庭学習を実施している状況ですので、逆に少し気を緩めてしまうと、それが大きな差になってしまう可能性があります。このことからも、家庭学習の習慣化は非常に重要なポイントであることがわかるかと思います。
▶ 平日の学習時間のうち、宿題をする時間
年度 | 学習時間全体 | うち宿題時間 | 宿題時間の割合 |
2006年 | 87.0分 | 38.7分 | 44.5% |
2015年 | 90.0分 | 45.3分 | 50.3% |
※「第5回学習基本調査」より
▶ 宿題の内容
プリント
ドリル |
作文
小論文 |
調べ学習
レポート |
自習ノートなど
自主的な学習 |
|
週4日以上 | 21.5% | 1.1% | 1.4% | 53.4% |
週2~3日くらい | 37.8% | 2.1% | 5.0% | 12.3% |
週1日くらい | 23.0% | 7.0% | 9.2% | 8.4% |
月1~2回くらい | 8.3% | 23.6% | 24.0% | 7.5% |
年に数回 | 2.7% | 37.4% | 37.1% | 6.2% |
ほどんどしない | 5.2% | 26.2% | 20.6% | 11.1% |
無回答・不明 | 1.6% | 2.6% | 2.8% | 1.2% |
※「第5回学習基本調査」より
上記資料からわかるように、家庭学習の時間のうち約半分は宿題に費やされています。そして、その学校から出される宿題の内容も、日ごろの学習という点では「自習ノートなどの自主的な学習」が最も多くなっています。つまり、今の家庭学習では、学校から出される課題をこなす受け身型の学習ではなく、自分で考えて学習する能動型の学習が必要となることがわかります。
ここまでで、中学生の日ごろの家庭学習について、その実態をご紹介しました。この内容から、学校や学習塾での勉強を最大限いかすために、
1)【毎日勉強する習慣づけ】
2)【能動的に学習する流れ】
この2つが家庭学習における大事なポイントとなります。
毎日勉強する習慣づけ
大多数がほぼ毎日家庭学習をしている状況ですので、学校や学習塾での学習内容をしっかり定着させ、ついていくために、まずは、家庭学習する時間を確保すること、そしてそれを継続することが重要です。
とはいえ、習い事や部活動など、中学生になるとまとまった家庭学習時間の確保自体も難しいのも事実です。だからこそ、短い時間でも効率よく、結果につながる勉強をすることがポイントになります。
学習方法の工夫で短時間でも効果を上げる
・演習後、覚えているうちに答え合わせをして、解き方を確認する
・勉強する順番を考える
・重要なところはどこかを考えて勉強する
・勉強する前に計画を立てる
・計画通りに進んでいなければ計画を見直す などなど
最初から無理はせずに、少しずつの時間をどううまく使うかに注目してコツコツと家庭学習する習慣をつけていきましょう。
能動的に学習する流れ
次に、学習する内容についても最大限効果的な内容にするために、自分の理解度に合わせて、必要なところから最適な順序で学習することを、自分で考えながら進めていくということが重要になります。
与えられた課題をこなすだけの学習では不十分です。
自分の苦手なところ、自分が十分理解できていない単元を知り、それを解決するためにどこからどのように勉強するのがいいのかを考えながら、無駄がないように進めていくことが大事です。
とは言え、自分で自己分析し、最適な学習方法を一人で考えていくのは本当に大変です。教科担任の先生や塾の先生などに相談しながら進めていくのが効率的でしょう。
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▶ LINE先生のおすすめポイント
LINE先生は単なる解説指導ではありません。定期的な課題提出に加えて、その課題に取り組むための準備演習までカリキュラム化されています。日々の学習が自然とできるので、学習の習慣づけにもなります。一般的な通信教材と異なり、週ごとに提出があるので、本当に必要なペースでの習慣付けが可能です。
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