【国語】2つのポイントで詩の読解をマスター

国語の文章読解は、その題材となる文章のカテゴリー別にポイントが異なります。

今回は【詩】の読解ポイントを紹介します!!

 

詩の読み方

詩には、普通の文章にはない言葉の調律があります。この調律のことを【韻律(いんりつ)】と言います。この韻律を持った詩や短歌・俳句などを【韻文(いんぶん)】と言います。ただ、特に韻律を持たない【散文詩(さんぶんし)】という形式の詩もあります。

 

詩を読解するうえで、抑えておかないといけないポイントは以下2つです。

詩の読解で大事なポイント

ポイント1 詩の分類を把握する
ポイント2 詩の技法を把握する

順にそれぞれのポイントについてご紹介します。

 

 

詩の分類

詩は次のように分類されます。

 

▶ 用語で分類

文語詩文語体(古語)で書かれた詩

口語詩口語体(現代語)で書かれた詩

 

▶ 形式で分類

定型詩:一行の音数などに決まりがある

ハカセ

日本語の定型詩には主に二種類の韻律があるぞ。

主な韻律

五七調:一行が五音と七音のまとまりで形成される
七五調:一行が七音と五音のまとまりで形成される

自由詩音数にこだわらない自由な形式の詩

散文詩普通の文章(散文)の形で書かれた詩

 

■ ワンポイントレッスン ■

日本語の音数を数える際に、次の点に注意しましょう。

音数の数え方

<1>撥音「ん」、促音「っ」、拗音「しゃ」などは、それぞれ一音と数える
例)「りんご」は三音
例)「ずっと」は三音
例)「しゃしん」は三音

<2>長音は二音と数える
例)「きょうと」は三音

 

▶ 内容で分類

叙景詩風景に対する感情を表現した詩

叙情詩作者の心情を中心に表現した詩

叙事詩歴史などを題材にしている詩

 

詩の技法

日本語の表現技法は数多くあります。詩以外でも用いられるものですが、特に詩でよく用いられる表現技法を8つご紹介します。

直喩法:「~のようだ」などの言葉を用いて比喩を直接的に表現。

隠喩法:「〇〇は△△だ」のように言い切りで比喩を表現。

擬人法:人ではないものを人に例える技法。

体言止め:体言(名詞)で文末を止める技法。

倒置法:本来の語順を入れ替える技法。

対句法:似た形の表現を繰り返し並べる技法。

反復法:まったく同じ言葉を繰り返す技法。

省略法:すべてを表現せず、一部の言葉を省略する技法。

 

 

その他の読解ポイント

今回は【詩】の読解ポイントをご紹介させていただきました。

最初にお伝えした通り、文章読解はその題材の文章のカテゴリー別に読解ポイントが異なります。【詩】以外の読解ポイントはコチラを参考にしてみてください。

▶ 説明文の読解ポイントはコチラ

→ 『【国語】説明文の読解<指示語・接続語>

▶ 小説文の読解ポイントはコチラ

→ 『4つのポイントで小説文をスラスラ読解

 

 

ポイントを抑えて読解の練習

国語の読解問題で得点力を伸ばすためには、読解のポイントを抑えて、しっかり演習問題で実践し、各ポイントを自分のものにしていくことが重要です。ただ、国語の読解問題では解答が一つではないことも多々あり、数学や英語のように自分で答え合わせをしながら学習する方法が取りにくいこともあります。

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