【英語】テスト直前に英単語200語覚える方法

英語が苦手な人の大半は英語の基礎になる【英単語】の覚え方を知らないことが非常に多いです。

英語を得意にするためには、効率よく英単語を暗記する方法を知る必要があります。

ハカセ
今回はテスト直前期でも使える「短期間英単語暗記法」を紹介するぞ。

そもそもなぜ英単語はなぜ覚えないといけない?

英単語暗記法の前に、そもそもなぜ【英単語】暗記しなければいけないのかを簡単に知りましょう。

英語とは、【英単語】+【英文法】+【発音】で構成されています。

どのような言語でもそうですが、言葉とは一つ一つ意味をもった「単語」が「文法」というルールに従って並び、言語として意味をなしていきます。それを「発音」することで、話したり、聞いたりして、お互いに自分の考えを伝えあうことができています。つまり言語を学ぼうとすると、この3つを柱にして身につけていくことが大事なのです。

特に【英単語】は英語を身につけるうえで、最も大事な柱になります。どんなに文法を身につけていても、【英単語】を知らなければ、そもそも文章を構成できません。ルール通り並べられた単語一つ一つの意味がわからなければ、文章の意味も当然わからないのです。

ハカセ
とは言っても、【英単語】の暗記は大変…という人も多いじゃろ。
でも、この短期間英単語暗記法」を実践できれば誰でも英単語をみるみる覚えられるようになるはずじゃ。

記憶のメカニズム

「記憶」には【短期記憶】と【長期記憶】があります。【英単語】を暗記するというのは【長期記憶】するということになります。この【長期記憶】するにはどうすればがいいか?

それは「毎日覚えること」です。

「記憶」は脳で行います。脳にも記憶できる量は限られています。脳は非常に優秀で何度も繰り返されるものほど、大事なものと認識して、より深く覚えようとします。逆にあまり目に触れないものは大事なものではないと判断して「忘れる」ようにしているのです。(新しいもの、より大事なものを覚えられるように「空き」をつくるのですね。)

だから、【英単語】を【長期記憶】するためには、何度も何度も目に触れさせるしかありません。

そして、もう一つ記憶のメカニズムにおいて大事なこととして「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。

「人間はそもそも復習しないと忘れるようにできている」
これはドイツの心理学者エビングハウスによって証明されています。彼の研究によって、記憶には上の曲線のような法則があることがわかりました。ここからわかることは、

<復習なしの場合>
・人の記憶は1日で約4割(1週間で約8割)失われる

<復習をした場合>
・復習のたびに忘れ方が緩やかになる

つまり、単に繰り返すだけでなく、忘れかけているときに思い出す作業【復習】が有効ということです。1日で何回も書いて丁寧に単語を覚えても翌日には半分近く忘れてしまいます。英単語の長期記憶をつくるには、1回の練習時間は短くても、毎日繰り返して復習していかなければいけません。

 

いよいよ「短期間英単語暗記法」の紹介!

以上を踏まえて、いよいよ「短期間英単語暗記法」をご紹介します。

まずは、準備です。

「短期間英単語暗記法」準備する物

・覚える単語(単語が一覧で見えるワークなど)

・単語暗記用ノート

覚える教材は、英単語とその意味がすぐに見比べられるものがいいです。単語帳がベストです。定期テストのための勉強であれば、塾用教材の英単語ページや、学校ワークの答えを書き込んでいるものがいいでしょう。

ノートは、どのようなものでも構いませんが、英単語暗記専用にするのがいいです。

ハカセ
ここまで準備できれば、バッチリじゃ!!
いよいよ、具体的に暗記を始めよう。

 

やることはたったの3ステップ!!!

「短期間英単語暗記法」やることは3つ

1)単語を見て、発音する!
2)単語を見て、意味がわかるかテスト!
3)覚えていないものだけ書く!

ここから具体的な進め方を紹介していきます。

 

<ステップ1>単語を見て、発音する!

まずは、見た単語が読めるかどうかです。そもそも読めない単語(発音できない単語)はなかなか覚えられません。読めずに書けたとしてもおそらく定着しません。すぐに忘れるでしょう。読み方がわからない単語が出てきたら、単語に下線を引きましょう。(マーカーなどでも構いません。)そして、先生に聞くか、電子辞書やインターネットの発音機能を使って読み方を覚えましょう。

 

<ステップ2>単語を見て、意味がわかるかテスト!

次に、英単語の意味がすぐに頭に思い浮かぶかどうかです。ここでの注意点は「意味だけを丸暗記」はNGということです。和訳ができても、それが意味していることがイメージできなければ理解できていないことと同じです。「walk」という英単語を覚えるのに「歩く」という言葉だけを覚えるのではなく、実際に人が歩いているシーンをイメージできているかどうかということです。この習慣をつけることで、より深い理解につながり、将来的に、日本語と同じように英語を扱える脳になります。そして、このイメージが出来ない単語(意味がわからない単語)が出てきたら、単語の前にチェック(×印など)をつけましょう。印をつけたらすぐに意味を確認して次の単語に進みましょう。

 

<ステップ3>覚えていないものだけ書く!

ここまでで、読める単語・読めない単語、意味がわかる単語・意味がわからない単語に仕分けできたはずです。読めない単語と意味がわからない単語だけを専用ノートに10語程度一列に書き出しましょう。そして、それぞれ1回ずつその横に書いていきます。その際に書きながら、心の中で【読む】【意味をイメージする】ことを忘れないように行ってください。これを、それぞれの単語で3回程度繰り返します。

 

ここまでで1セットです。後はこれを毎日繰り返しましょう。そして、オススメの進め方は「スパイラル学習」です。例えば、

1日目 LESSON1とLESSON2の新出単語を暗記

2日目 LESSON1とLESSON2とLESSON3の新出単語を暗記

3日目 LESSON2とLESSON3とLESSON4の新出単語を暗記

4日目 LESSON3とLESSON4とLESSON5の新出単語を暗記

こうやって重なる範囲を作りながら次へ進めていきます。前日までにやっている範囲は少しずつでも覚えられているはずですので、思ったよりスムーズに進むと思います。このように同じところを繰り返し【復習】することで長期記憶にしていくのです。

 

この暗記法の優れているところ

この暗記法は書く量を極力減らしています。「読めるか」「意味がわかるか」で覚えるべき単語を仕分けします。そして、それを「見る」だけで判断していくので、非常にスピーディに進められます。こうやって時間を効率よく使うのです。

さらに覚える作業においても、記憶のメカニズムに合った最適な方法で覚えられるようになっています。一つの単語を何十回と書きながら覚えるより、ずっと定着しやすいはずです。

つまり、テスト前の1週間・2週間という短期間でも十分100〜200語の単語を覚えることができます!

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