子どもが「塾に行きたくない」と言い出したときの対応方法【対応編】
前回のブログでは・・・
子どもが「塾に行きたくない」と言い出したときの最初の対応方法についてお伝えしました。
・ポイント1 必ず理由がある
・ポイント2 理由は本人にしかわからない
・ポイント3 大事なのは聴くこと
・ポイント4 対応を決めるのは子ども
詳細は前回のブログをご確認ください。
→こちら 子どもが「塾に行きたくない」と言い出したときの対応方法【導入編】
さて、今回は具体的に、塾に行きたくない理由別に対応方法の一例をご紹介していきます。
まず、【塾に行きたくない理由】は大きく2種類の分けられます。
それは、
「明確な理由がない場合」と
「明確な理由がある場合」です。
「なんとなく面倒くさい」
特に明らかな理由なく、
「だるい」
「疲れた」
「もういいかな…」
といった、やる気がなく、熱が冷めた状態になっているパターンです。
この場合、その場限りの適当ないいわけであることが多く、「一度くらいいいかなぁ」と安易な気持ちで休ませてしまうと、ズルズルと休みグセになってしまうことがあります。
こういった場合は、
「とりあえず、今日はがんばっていってみよう!!」
と寄り添うように励ましてあげてください。
明確な理由別の対応法
次に明らかな特定の理由がある場合です。
特定の理由がある場合は、その原因になる部分を改善しなければなかなか本人に前向きに通塾させることは難しいでしょう。こちらはよくある理由別に対応方法例をご紹介します。
レベルが合っていない
(授業についていけない)
特に集団指導に通っている生徒に多く見られる理由です。集団指導では、一人ひとりの理解度やレベルに合わせて指導するわけではありません。ある程度クラス分けが合ったとしても、完全にレベルが一致する生徒の方が少ないでしょう。
学習レベルや授業スピードが合わないまま通塾していても、それは単に学校の授業が増えているのと同じ状態です。学校でわからないから、塾に通うのに、それでは意味ありませんよね?
先生と合わない
(教室の雰囲気と合わない)
どの塾を選んだとしても、先生と生徒の関係は大事です。ただ、先生も生徒も同じ【人】です。良い・悪いではなく、合う・合わないは起こりえます。
また、先生との相性だけでなく、教室(クラス)自体の雰囲気が合う・合わないといったこともあるでしょう。緊張感のある雰囲気、アットホームな雰囲気。うまくなじめなければ、教室自体が居心地が悪くなってしまうでしょう。
集団なら塾自体を変えるのも
解決策になるでしょう。
塾の宿題・課題が負担
塾の先生も担当生徒の成績を上げることが目的ですので、授業だけでなく自宅学習を促すためにある程度の宿題を出すのが普通です。ただ、塾によっては、何より塾の課題を最優先させる場合もあります。学校の宿題(提出物)は内申点にも影響してきます。提出時期に塾の宿題が負担になるようでは困りますよね。
習い事や学校の宿題量など個別の状況も考慮して、
一人ひとりの宿題量を考えてくれます。
塾を決める前に・・・
・その塾に通っている子どもの親から情報をゲットする
・体験授業を受けてみる
といった方法で、できるだけの情報を集めて判断しましょう。