【高校受験】最新の志望校選びの基準
悩むのも無理はないの。
今回は、最新の高校選びの基準をお伝えしよう。
志望校を選ぶ際に気をつけたいこと
高校選びの際に気をつけなければいけないことには、どのようなことがあるでしょうか。ここでは、選択の際の基準となるものをいくつかご紹介していきましょう。
高校では中学までと異なり、将来の選択に合わせて、より専門的な学習環境もあります。特定教科の比重を大きくした専門学科や、自分で科目を選択していく学科など、多くの種類があります。また、学力別のコース分けを行う学校もあります。
学科の例
・普通科 : 中学とほぼ同じ科目。卒業後の選択範囲を広く維持できる。
・特定科目重視学科 : 理数科や外国語学科など。特定科目の比重が多く、その科目の実力を伸ばせる。
・総合学科 : 自分で履修科目を選択していく。科目範囲が広い。
・専門学科 :商業科や工業科など。職業に応じた専門知識や技術の習得ができる。
毎日通う場所になるので、交通手段や通学時間などは必ず調べましょう。一回は行けても、毎日通うとなると思ったより大変なことです。暑い日も寒い日も、雨の日も同じように通わなければいけません。できるだけ負担がないように検討しましょう。
また、公共交通機関を使用する場合は、時刻表や混雑状況なども見ておくといいですね。
3年間通う場所です。その校風はお子さまの人格形成に大きく関わるでしょう。男子校か女子校か共学なのか、伝統校か新設校なのか、部活動が盛んかどうか、校訓など、様々な要素で学校の校風は見えてくるでしょう。
お子さまの将来や希望進路と合わせて判断しましょう。
高校は勉強だけではありません。これまでより広い人間関係の形成もお子さまの人格形成において大事なポイントです。そういった点では、授業以外の活動として部活や行事がどれくらい盛んなのかは大事なポイントになります。特に希望する部活動がある場合は、朝練があるのか、土日の練習はどれくらいあるのかなど、できるだけ詳しく見ておきましょう。
進学校では、入学後から実力別でクラス分けが行われたり、クラスによって補講の有り無しがあったりということも多くあります。課題量やクラス編成方法、早朝学習の有無、自習室の有無などもチェックが必要です。
また、授業外では、海外研修や留学制度の有無、ボランティア活動の有無など独自の活動もあるのでチェックが必要です。
必要偏差値だけでなく、3年分程度の合格点や倍率の変化などを見ておきましょう。前年の応募状況や学校の変更点(コースの新設など)で翌年の応募状況は大きく変わります。数年分は確認してある程度の傾向をつかむ必要があります。特に新設学科・コースがある場合やカリキュラムの大幅変更がある場合、偏差値も大きく変わる可能性があるので、注意が必要です。
高校はゴール地点ではありません。次へ進むためのステップです。卒業後の進路実績は必ずチェックが必要です。実績をしっかり確認し、お子さまの希望に沿うかどうかを確認しましょう。大学進学希望であれば、実績だけでなく、系列大学の有無、指定校推薦の有無(数)なども確認しておくといいでしょう。
特に私立の場合、入学金や授業料だけでなく、様々な費用を確認しておきましょう。教材費や制服代、修学旅行の積立金などもあります。年間の費用を考えて、条件に合う学校を選びましょう。
就学支援金って?
高校の授業料を国が支援してくれる制度があります。年収制限があり、それに伴い支給範囲も異なります。
ここに紹介したポイントはどんな高校を選ぶとしても共通して確認しておくべき点じゃ。
しっかりと確認した上で、私立にするか公立にするか、どういったタイプの学校を選ぶのかを慎重に決めていこう。