【国語】説明文の読解<指示語・接続語>

国語の読解問題がニガテな方は多いのではないでしょうか。「ニガテ」というより、正確には「勉強方法がわからない」という方が多いのではないでしょうか。しかし、国語の読解にもしっかりとコツやテクニックがあります。少しずつでも身につけていただけると、読解力にも差が出てきます。

 

今回は、説明的文章で特に必要となる「指示語と接続語」についてお伝えしたいと思います。

指示語

「あれ」「それ」「これ」など、ものや状況を指し示す言葉。

接続語

「しかし」「そして」など、文と文や、単語と単語をつなぐ言葉。

ハカセ
【指示語】が何を指し示しているのか、その指示内容をつかむコツを身に着け、【接続語】の働きを理解することができれば、読解がグッとしやすくなるぞ。

Point1【指示語が指し示す内容は、その前にあることが多い】

指示後の前の部分に注意しましょう。指示語が指し示す内容は、すぐ前にある場合はほとんどです。もちろん、そうでない場合もあり、少し離れたところにある場合や、あとの部分にある場合もあります。

例[1]前にある場合

私は英語が得意です。それは小学生の時から勉強しているからです。
→「それ」:「私は英語が得意ということ」

例[2]あとにある場合

私はこう言った。英語が得意であると。
→「こう」:「私は英語が得意であると」

Point2【指示語に入れてみる】

ここかなという部分が見つかれば、そのままあてはめてみて、意味が通じるかどうか確かめてみましょう。先の例[2]で見てみると、

→ 私はこう言った。英語が得意であると

→ 私は英語が得意であると言った。

ハカセ
例[1]のように、そのままではなく、文末に「こと」や「もの」をつけてあてはめる場合もあるぞ。

 

Point3【接続語の使い方】

【順接】

前文の内容が、続く文で起こる事柄の原因や理由になる。

例)したがって、だから、そこで など
使い方

私は毎日、英単語を覚えた。だから、単語の小テストで満点取れた!

 

【逆接】

前文と逆の内容があとに続く。

例)しかし、けれども、だが など
使い方

私は毎日、英単語を覚えた。しかし、単語の小テストで満点はとれなかった…

 

【説明】

前文の説明や補足をする文章が続く。

例)なぜなら、つまり、ただし など
使い方

私は単語の小テストで満点取れた!なぜなら、毎日、英単語を覚えたからだ。

 

【並列・累加】

前文の内容と並べたり、付け加えたりする文章が続く。

例)また、そして、しかも など
使い方

私は英単語の小テストで満点が取れた!また、漢字の小テストでも満点が取れた!

 

【対比・選択】

前文と比較するような文章が続く。

例)または、それとも、あるいは など
使い方

私は明日の小テストで満点取れるだろうか。それとも、取れないだろうか。

 

【転換】

前文から話の内容を変える。

例)ところで、さて、では など
使い方

私は毎日、英単語を覚えた。さて、あなたはどうだろうか。

ここがPoint!!

説明文では、筆者の意見(考え方)を読み解くことが重要です。設問でもよく問われます。説明文では、【逆接】の接続語のあとに筆者の意見を述べることが多い!!

 

今回は、指示語と接続語について、お話しました。ここで、紹介した内容を実際の文章を読んで読み解く練習をしてみてください。こうやって、文章を読解する練習をすることで、国語の読解力も着実に身につきます!!

 

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