【高校受験】志望校のことどうやって知る?

以前、高校受験における志望校選びの基準をお伝えしました。

こちら → 【高校受験】最新の志望校選びの基準

 

高校受験は一生に一回のもの。後悔のない進学をするためには、しっかりとした志望校選びは非常に重要なポイントです。以前のブログでは、見るべきポイント(志望校選びの基準)をお伝えしました。今回は、その知っておくべきポイントをどのように知るのか(調べるのか)をお伝えします。

 

まずは復習。志望校を選びの際に気をつけなければいけないことは、

・設置学科、コース
・通学
・校風(学校の雰囲気)
・部活、学校行事
・指導体制
・合格難易度の変化
・卒業後の進路実績
・学費

の8項目をご紹介しました。では、ここで紹介した項目を調べるためには、どのようにしたらいいのでしょう?情報があふれる現代では、上記の項目を知る方法はたくさんあります。大事なことは、何か一つの方法で知った情報だけを信じるのではなく、複数の情報を元に、様々な角度から見てみて、総合的に判断するということです。そうした過程を通ることで、本当に自分が納得できる理由を持った志望校選びができます。

 

では、具体的な方法をいくつかご紹介します。

 

その1【資料請求】

まずは情報集めの基本です。学校自体が用意している資料を集めましょう。私立高校の場合は、だいたい夏前には最新の学校案内の配布が始まります。注意点としては、必ず最新の学校案内を入手するということです。「先輩からもらった」「進路相談室に去年のがあった」など、古い学校案内を持ってくる生徒がいます。もちろん、毎年毎年大きく学校情報が変わるということではありません。ただ、最新の学校案内にしか記載されていない変更点こそ大事なポイントであることが多くあります。必ず最新のもので確認しましょう。

入手方法としては、電話・FAX・ホームページなどから学校に直接申し込むことで、ほとんどの場合、無料で郵送してくれます。

郵送されてくる学校案内には、設置学科やコース、校風、学費など基本となる情報が多く掲載されています。しかし、それだけでなく、過去問の模範解答やQ&Aなども同封されていることがあります。知りたい情報が満載ですので、気になる学校の案内は早い段階で資料請求しておきましょう。

 

その2【ホームページ】

学校案内を取り寄せる手段としてホームページから申し込むこともできます。そのついでに、ホームページの中身も確認しておきましょう。ホームページは随時更新されることが多いので、最新の情報が入手できます。

また、学校によってはブログなどで普段の様子を公開している場合もあります。そうした記事では、校風や学校行事、各種取り組み(指導体制)などを知ることができます。学校案内の紙面だけでは見えない部分までたくさんの情報があります。ホームページのポイントはとにかく情報量が多い点です。手軽に手に入れられる情報源なので、ちょっとした時間で少しずつでも見ておくといいでしょう。

 

その3【学校説明会】

学校案内やホームページを見て、特に気になる学校には直接足を運びましょう。学校案内やホームページで学校説明会の日程案内がされています。早いところで6月頃から開催されています。ピークは7月〜8月の夏休み期間ですが、10月〜11月頃まで随時開催されています。片っ端から参加していると大変です。資料やホームページを見て、絞り込まれた学校だけに足を運ぶのがいいでしょう。

直接足を運ぶことで、通学に関することや学校設備、学校の雰囲気など、他ではなかなか手に入らない情報を入手できます。また、学校の先生に直接質疑応答ができる場合もあります。直接たずねられる機会は限られますので、遠慮せず気になることはどんどん聞いておきましょう。学校案内やホームページを見た段階で気になる点や質問点をピックアップしておくといいでしょう。

 

その4【学園祭】

秋に開催される学校説明会では、同時に学園祭などに参加できる場合もあります。もちろん、学校説明会とは別で、学園祭や体育祭を見学できる場合もあります。学園祭などでは、より校風(学校の雰囲気)、実際に通っている生徒がどういった生徒が多いのかなどを直接見ることができます。実際の生徒を直接見れる機会は限られているので、実際の雰囲気を知るという点では、他では得られない情報を得られるでしょう。

また、特定の部活が気になる場合は、大会などを見に行くのも参考になります。部活動のレベルやどのような先輩がいるのか、部の雰囲気などがわかります。顧問の先生をみれば、その学校が部活動に対してどれくらい重きを置いているのかなども見られるかもしれません。

 

その5【クチコミ】

実際に通っている生徒やその保護者の方、またOB・OGなどからのクチコミは非常に大事な情報です。学校案内や説明会では出てこないちょっとした情報、学園祭などとは違った普段の話など、実際に通うお子さまにとっては非常に重要なポイントになります。

ただ、知り合いに実際に通っている生徒や保護者がいればいいのですが、なかなか都合よくいないこともあるでしょう。ネットなどのクチコミは真偽が不確かなこともあるので、注意が必要です。信頼できるクチコミは可能な範囲で収集するのがいいでしょう。

 

その6【塾】

集団指導、個別指導問わず、塾には長年蓄積された情報が揃っています。たくさんの受験生を送り出してきた塾ならではの、分析された情報があるでしょう。やはり合格難易度の変化や卒業後の進路など、どういった成績帯・タイプの生徒が入学したか、そして入学後どう成長したかまで、第三者の観点での情報を得ることができます。上記までと違った客観的な情報源として頼りになるでしょう。

 

情報収集手段のまとめ

・資料請求やホームページ、学校説明会、学園祭、クチコミ、塾などから情報を得る
・大事なことは様々な角度から総合的に判断すること

そして、最終的に志望校を決めるのは他の誰でもなく自分自身。

自分が納得できる志望校選びをしましょう。

 

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