特別な効果を使ってやる気をアップ!!
今回はとっておきの
【やる気アップ】の方法を伝授しよう!
特別な効果とは?
2)プラシーボ効果(placebo effect)
3)ホーソン効果(hawthorne effect)
ピグマリオン効果
最もよく知られた名前かもしれません。聞いたことがあるという方も多いでしょう。
ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動のひとつで、教師の期待によって学習者の成績が向上することです。別名、教師期待効果などとも呼ばれます。
要は、「人間は期待された通りの成果を出す傾向がある」ということです。
ピグマリオン効果を証明する実験
「成績の良い生徒を集めたクラス」と「成績の悪い生徒を集めたクラス」を作ります。
それぞれのクラス担任に逆のことを伝えて、担当させます。
「成績の良い生徒を集めたクラス」の担任には、
「キミの担当は成績の悪い生徒のクラス」だと伝え、
「成績の悪い生徒を集めたクラス」の担任には、
「キミの担当は成績の良い生徒のクラス」だと伝えます。
その結果・・・
「成績の良い生徒を集めたクラス」の成績は下がり、
「成績の悪い生徒を集めたクラス」の成績が上がったのです。
このことから、期待と成果の相関関係について、
プラシーボ効果
プラシーボ効果とは、「プラセボ効果」や「偽薬効果」とも言われます。
プラシーボ効果の身近な例
多くの子どもたちを痛みから救ってくれる魔法のことば
「痛いの痛いの飛んでけ〜!!」
【痛くない】と暗示をかけて、違うところに意識を向けて、痛みを忘れやすくしています。
ホーソン効果
ホーソン効果とは、治療を受けるものが信頼する治療者に期待されると感じることで、行動の変化を起こすなどして、結果的に病気が良くなる(良くなったように感じる)現象のことを言います。
つまり、ホーソン効果とは、他と違った扱いを受けることに魅力を感じ、注目されることを好み、何か新しいものに興味を持とうとする人間が潜在的に持つ心理のことを言います。要は、特別扱いされると、幸福を感じ、能力や体調がより良い方向へ向かうということです。
ホーソン効果の例
末期がんなどの終末期医療を行うホスピスでは、同じような症状の患者でも、お見舞いに来てくれる方の数によって、経過が異なるということが報告されています。
お見舞いに来てくれる方の数が多いほうが、長く生存するようです。
で、やる気を出すためには…
つまるところ、
モチベーションは向上し、結果にもつながる
ということです。
しかし、人間は言葉の裏にある意図を敏感に察知してしまいます。口だけで、「期待している」「見ている」と伝えても、なかなかモチベーションは上がらないのです。
簡単に伝えておこうかな。
矛盾したメッセージが発せられたときの人の受け止め方についての法則です。
7%が言語情報 → 言葉そのものの意味、内容 など
38%が聴覚情報 → 声のトーンや早さ、大きさ、口調 など
55%が視覚情報 → 見た目や表情、視線 など
これは、コミュニケーションにおいて、言葉以外の要素で話し手の93%の印象が決まってしまうということです。口でなんと言おうと、相手が自分のことを本当はどう思っているのかは表情や口調で敏感に感じることができるのです。
つまり、本当にどう思っているのかが重要ということです。
ここまでの内容を踏まえて、簡単にやる気をアップさせる方法を紹介します。
本当にそう思っていることが重要!
もう一つ大事なのは「声に出す」こと!
【声に出す】ことの効果はいろいろあると言われておる。
暑いときに「暑い」と声に出すと、余計に暑く感じることはないかい?
脳科学で「エクスターナリゼーション(外化)」という現象のことだそうじゃ。
人間は環境に非常に影響を受けやすいです。
いくら自分で、自分のモチベーションを上げても、
「どうせダメ」
「何をやってもムダ」
などと、後ろ向きな言葉が常に出てくるような人たちに囲まれていると、自分もその人達から同じタイプだと見られてしまいます。上記のように、結果、やる気も成果も上がらなくなります。気がつけば自分も後ろ向きな言葉を発するタイプになってしまうでしょう。
前向きな言葉を発する人たちと積極的にコミュニケーションをとる!
人間が影響を受けるのは【人】からだけではないぞ。
「机の上にゴミが散乱している」
「いつも遅刻している」
といった行動もそうじゃ。
環境や行動からも影響を受けるのじゃ。
やる気を出すためのまとめ
大事なのは【期待】です。
人からの期待はすぐには変えられません。まずは、自分のまわりの環境や行動を大事にすることから始めてみませんか?
ちょっと整理整頓するだけでも気分は変わります。
毎朝、一言自分に前向きな言葉をかけるだけで、一日の行動が変わります。