小学生英語。慌てていないのはあなただけかも・・・
1964年以来、56年ぶりとなる2020年東京オリンピック!!
2020年と言えば、「東京オリンピック」!!
まさに日本中で盛り上がっていっている話題かと思います。
ただ、2020年。
我々、教育業界に従事するものからすると、
オリンピックと同じくらい、
もしかしたらそれ以上に注目の
全国の小学校で全面実施!!
「新学習指導要領」
あまり馴染みのない言葉でしょうか。
具体的に何が変わるのでしょうか。
それを知って、準備するのとしないのとでは、将来大きく差が出てしまいます。
まずは知ることから始めましょう。
学習指導要領とは
「全国の地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。」 ※文部科学省HPより抜粋
この学習指導要領は、小中高でそれぞれ作成されており、各教科の目標や指導内容などが定められています。そして、ほぼ10年毎に内容が見直され、改訂されています。
そして、小学生の「学習指導要領」の改訂が2020年に行われ、その改訂内容が重要となっています。
学習指導要領改訂のスケジュール
今回の学習指導要領改訂のスケジュールは以下のとおりです。
2018年(平成30年) :小中学校で一部先行実施
2019年(平成31年) :高校で一部先行実施
2020年(平成32年) :小学校で全面実施
2021年(平成33年) :中学校で全面実施
2022年(平成34年) :高校で順次実施
そうです。
すでに移行措置期間に入っており、一部の小中学校では先行実施されています。
「新学習指導要領」で何が変わる?
1)インターネット・AI普及による仕事の変化
2)グローバル化の進展
AI技術の進歩により、人が行っている仕事がどんどん機械に変わっていっています。
今の小学生たちの大半は、今存在しない職・仕事に就くだろうとも言われています。
また、グローバル化の進展はとどまることを知らず、
この10年で国内で働く外国人の人数は約3倍に増えているという調査もあります。
今の子どもたちは、これほどに激的に変化する21世紀の社会で生き抜く力を身につけていく必要があります。
これまで : 「知識の理解・定着」に評価のウェイトが置かれていた
これから : 「知識の習得」だけでなくその活用力・表現力が求められる
これを基に、「教員が一方的に発信する授業」から「生徒自身が主体的に参加する授業」に、
今回の新学習指導要領では方針転換が示されています。
そして、この方針転換に合わせて、教科・科目の構成や内容が大きく変更されます。
その中で小学生に大きく影響するのが、
・小学3,4年生の「外国語活動」
・小学5,6年生の「英語」教科化
「英語」は算数や国語と同じ「教科」として扱われます。
・「聞く」「話す」だけでなく、「読む」「書く」も!
学習時間もこれまでの約2倍となり、
学ぶ内容もいわゆる「4技能」で「何ができるのか」という評価軸になります。
そして、それが「教科」として成績評価されるということです。
小学生英語に向けて準備すること
小学校での本格的な英語教育が始まると聞いて、不安になる方は多いと思います。
「ともだちは小さい頃から英会話に通っている」
「塾に通っている子は先取りで英文法を習っている」
これからの英語教育が始まる前に準備しておく対策とはどういった内容でしょうか。
今回の新学習指導要領における「英語教育」は小学校から高校までの一貫教育です。
そして、英語には「4技能」(聞く・話す・読む・書く)があり、
これをバランスよく、使えるコミュニケーションツールとして、身につけていく必要があります。
「使える」言語として身につけていくには、とにかく英語に「触れる」ことです。
「触れる」時間が長いほど、より自分のコミュニケーションツールとして早く定着します。
これから激的に変わる学校教育、英語教育。
始めるのを待っていては、スタート時点で大きく差がついてしまいます。
まずは、英語に「触れる」ことから始めてみましょう。